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よこすかon my mind <14>
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ジャズは体力だ
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海外のミュージシャンと共演すると、ジャズは体力勝負だとつくづく感じる。
最も痛切に感じるのはジャムセッションに臨んだ時である。ジャムセッションというのは一つのテーマに基づいてプレーヤーが自由にアドリブを競ういわば音楽の格闘技である。かなり興も乗り、夜も更けてそろそろこちらの瞼が重くなる頃から彼らのフレーズは俄然精彩を放ってくるのだ。疲れるどころかアイディアがどんどん膨らんで来るみたいだ。単なるスタミナやパワーとも異なり、精神高揚力とでも言うのだろうか。
更に彼らは滅法酒に強い。いくら飲んでもだらしなく酔いつぶれる事がない。それどころかフレーズが冴え渡ってくるのである。ズートシムズと言うテナーサックスの名手はべろべろに酔っぱらってもすごくスイング感のある演奏をしたことで有名である。ある人が彼に訊いたそうだ。“貴方は何故酔っぱらってもあんなに上手く吹けるのか”と。彼は言った。“そりゃあいつも練習の時から酒飲んでるからだよ”だと。
私もズートにあやかり、楽器は別にして飲む方の練習だけは毎日欠かさず続けている。
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