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◆B型主婦症候群(鳥井あんず)
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恋愛難民
久し振りに女友達3人で夜、食事した。熟女の会合というか、更年期入口トリオというか。会うなりみんな話したいこといっぱいで口々に喋る喋る。10分して少し鎮静化してやっと発言はひとりずつ、となった。ま、40代主婦なら家庭での深刻な問題も抱える身となる。Aが「私はさ、夫に愛はないんだけど、情だよネ今は」と言う。フトコロ深い。それを家で夫に話すと数日後、夫は「あんずさんに対しては愛じゃなくて犬や猫飼ってると情がわくみたいなもんだよ」と言うので「あたしゃ犬猫かい!。ど〜してそう悪い例えでしかモノが言えんの、キミは!」と怒った。フトコロ浅い。夫婦、賞味期限はきれて久しく、耐用年数もそろそろで、更新時期にきているのだった。私は愛と恋がしたいなあ。川上弘美さんの小説みたいな、じんわり濃ゆく、キツくほのぼの。
その会合に話は戻る。『主婦の家出について』のレクチャーのさ中、イカ墨スパゲティなのだ。泣きそうなのよ私は。でも喋るワ、喰うワで目の前の友人も隣も唇が黒い輪ゴムで中身はお歯黒。「くっくっごめんネ、その口みてるとおかしくて」「あら、あなたは歯並び悪くて染め出し検査みたいよ」「頼むから口ふいて、クク」。哀しい時に笑う、がイイね。
いやあ、その夜はツーといえばカーが10ぐらい返る人生相談だった。結局「結論なんてでないケドさ」とフォークをおき「私たちは友だちが財産なのよ」とうなずきあって別れた。帰ると夫は酔っぱらってた。 堂々としてカッコイイ女友達は何人もいて、ナゼに男はいないのだろ。ああ私の愛と恋、いつか私にアイにコイ。男磨いてくれや。