|
■赤レンガ倉庫など
歴史的資産の保存活用
横浜「みなとみらい21」の新港地区にある横浜赤レンガ倉庫が、21世紀初めの今年、見事に甦った。
赤レンガ倉庫はわが国近代港湾発祥の地、新港ふ頭に明治40年〜大正2年にかけて建設された。
『ハマの赤レンガ』と呼ばれ、多くの市民に親しまれてきた赤レンガ倉庫。これを貴重な歴史的資産として保存活用するため横浜市が国から取得、建物の補強工事を行い、『港の賑わいと文化を創造する空間』として横浜らしい文化と市民が憩い・賑わう場所をここに作りあげた。こうして、わが国最大級の赤レンガ倉庫が平成14年の夏、ワールドカップの決勝戦でにぎわう横浜に新しい彩りを添えた。
また、群馬県ではJR横川機関区構内跡地とその周辺が、碓氷峠の鉄道システム保存をメインに「横川鉄道文化むら」としてEF63などを動態保存している。
■歴史的工場、産業遺産
一式がそろう貴重品!
岡山理科大学の若村国夫教授は産経新聞(8/30)に「歴史的工場の閉鎖は野外ミュージアム設置の好機である」と提言している。
かつて地元の人々とともにあった浦賀の住友重機械工業・浦賀ドックは、開国150年の来年3月、その操業をすべて止める。ここはペリー来航の嘉永6年、幕府がわが国最初の本格的洋式大型軍艦「鳳凰丸」を建造した所であり、咸臨丸の修理、滑り台式大型船台や乾ドックなど、日本の造船の歴史そのままが産業遺産として存在している。若村教授によると、技術先進国のイギリスやドイツでは、18〜20世紀の紡績工場や炭坑施設跡などをミュージアムとして、その歴史的な産業技術を直接見て体験できる様にし、さらには世界遺産への申請も数多くされているという。
私たちは、『宝の山』に囲まれていて、それを知らないのだろうか。
|